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憧れのビアハウス

バスの運転手さんに、【再見!】と声をかけられた、ミキスケです。
 もう、いいです。あと数日、中国人で通します。

 さて、グラーフ祭り(未遂)のあとには、ブースケさまと待ち合わせ。大学の学食に行くつもりが、ブースケさまより【義理パパ&ママ(ミュンヘンの人)に聞いたら、お勧めのビアハウスがあるということであった】との証言が!ナヌッ、ビアと聞いたら黙っておれない性分のわたくし。ソッコーで地下鉄に飛び込む(線路に、じゃないよ!)。
 行き先は、アウグスティナーというビール屋さんのレストラン。ううむ、ここは数十回、熱い視線を送りながらも素通りするだけであった、憧れの場所。
 
【外からは見えないけれど、中庭があるんです】とおっしゃるブースケさまにノコノコついて行く。中も、広い広い!そして1829年創業のレストランというだけあって、建物もイカすよ!
 さあっ、ビアー、ビアー!・・・クゥッ、外で飲むビアーは格別!いろいろな種類があり、目移りするものの、結局無難なフツーのビールを頼むわたくしは、今日も堅実なA型でございます。
 さて、一応昼食なので、おかず。
 わたくしのは、【今日のおすすめ】にあった、黒胡椒のきいたソーセージ。付け合せのジャガイモサラダ、多すぎ!薬味(?)としてついてくるセイヨウワサビとソーセージの相性は抜群。給仕のレディに、【これ(セイヨウワサビ)をいっぺんに食べたら、大変なことになる】と警告される。い、いっぺんには食べないようっ!

 ブースケさまは、カモの一品。あっ、クリスマスに食べて感激したカモだっ!ということで、無論、ひとくち食べさせて頂く。イヒヒ。

 ドイツ語の上達に伴い、日本語が若干おもしろくなっちゃっているブースケさまの今日の名言。【ビールの中のバイキンは・・・】。酵母のことかい?何だか、悪酔いしそうである。
 ここでは、【常連のしるし】のピンバッジをゲット。お店の人に、【1個だけ?】と3回くらい聞かれる。いいじゃねえか。

 今日は、ブースケさまのガイドによる【お土産探しの旅】も!
 向かうは【セレブ向け食料品店・ダルマイヤー】。実は既に2回、お土産探しのために潜入した。しかし、いまひとつ自らのセンスが疑わしいため、結局2回とも、何も買わずスゴスゴと帰って来ていたのである。しかし、本日は【お店に入ると店員モード】のブースケさまという心強い援軍が!覚悟、ダルマイヤー!
 ちょっと目をつけていたものを一瞥し、ブースケさま、【ダルマイヤーならその○○より、××です!】とキッパリ。おお、こんなレディの断言に弱いんです、わたくし!導きに身を委ね、フラフラと会計。ちょっとぉ、なかなかいい買い物しちゃったんじゃない、オレ?【ミキスケさまのセンスってステキ!】とレディたちの熱いまなざしを浴びちゃったら、どうしよう!

# by mikisukede | 2008-08-24 23:41

また会う、日まで~♪

 というわけで、1年間お送りして参りましたインチキ留学記【ミキスケ、その愛~ドイツ篇】。ご愛読、ありがとうございました。
 毎朝、愛読ブログの巡回が日課であった1年間。わたくしがトンチキ生活を繰り広げている間に、ブロガー諸氏もまた、それぞれに濃い1年を過ごされた。残念ながら閉鎖になったブログもいくつか。それぞれの時間は間違いなく動き、積み重なっていると実感。
 ブログを通じての交流(と、勝手に思っている)がどれだけわたくしの支えであったことか。毎回の温かいコメントに、涙する日々(ウソ)。ここで、改めてお礼を申し上げます。いつか、皆様と直接にお目にかかる機会がありましたら、是非、【小麦おじさんTシャツ、ハンカチ】を進呈できるように、今から偽造の準備をする所存でございます。
 日本に戻って、はや一週間。ミュンヘンで過ごした1年が【あれは実は夢でした】と言われれば、【そうかも】とアッサリ思えるような気も。しかし、このブログにしっかりわたくしの1年間の証拠が!やはり、ブログをやっていて良かったなあと思う点です。
 さて、【ミュンヘン】という線路から降りたわたくしではありますが、今後はどこへ向かうのか・・・。
 この線路を降りたら 赤に青に黄に 願いは放たれるのか?
 この線路を降りたら 海に続く川 どこまでも流れるのか?
 この線路を降りたら すべての時間が 魔法みたいに見えるか?
 こんなに引用したら オザケンにお金を払わなければならないのか?

 心からの感謝を込めて、再見!
大塚愛
# by mikisukede | 2006-09-05 23:24

ミキスケの一番長い日(後編)

ヘルシンキには14時頃到着、と、航空券には書いてあった。フフン、まだまだ、と余裕をカマしていた。窓をふと、見やる。・・・ん?妙に低空飛行の様子。建物や木々など、風景がバッチリ認識できる。ギャッ、墜落?しかし、周りの人は別に慌てた様子もなし。そこに【間もなくヘルシンキ空港に到着でござい】とのアナウンスが。知らなかったのであるが、ドイツとフィンランドには1時間、時差があるのですね。ムダに気力を消費。
 
いらっしゃいまし、ムーミンの国、フィンランド!乗換えまで3時間強、なんとしても無事に乗り換え場所にたどり着かねばならぬ。ぞろぞろと【入国】ゲートから出ていく人々。ホゥ、これを出ればいいのね。・・・ん?ここから乗り換えするのに、出ちゃうの?オレ?
 こんなときは、【すぐに人に聞くに限る】ということを覚えた、1年間のミュンヘン暮らし。早速、怖そうな警備のあんちゃんに【こういう切符を持ってるんだけど、どこに行けばいいの?】と甘える。ところが、あんちゃん【ムムム】顔。最も言われたくない【英語でお願いします】を言われる。仕方ないので、切符を見せながら、【どこ?】と全身全霊で表現。無事に通じる。グフフ。
 
さあっ、まず何をおいても、次の搭乗口を探さねば!と、ムダに焦るわたくしの前にすんなり現われた目的地。ヘルシンキ空港、【どう考えても間違えようのない】造りになっていた。オゥ、わたくしのあの悩みの日々は何だったのかい・・・。
 先ほど、機内食を食べ損ねたため、【何か食うか】ということに。メニューを見れば、真っ先に【鮭のグリル】!そうか、ここは海のある国なのね!イヤーーーン、皆様、ご覧になりました?この、厚い鮭!付け合せのジャガイモも、好もしい焼き加減。

 フィンランドは良く分からんが、オサレーな雑貨などが多いらしい。空港内の売店も非常に魅力的。漬物石リュックを抱えつつ少々ウロウロするも、すぐ気力切れ。リュックに隙間があったら、いろいろ買いたいのであるが・・・。なぜか、【クマの缶詰】みたいなのがある。
 さていよいよ【ヘルシンキ⇒成田】へ。そこここから聞こえる、【○○さんっ、トイレはいいの?】【××さんっ、あっちにいいお店があるわよっ!】という【聞き取れる言語】。日本からのツアー客がズラリ、なのである。ううむ、【周囲の雑談が全部聞き取れる】状況って・・・。
 おお、こんどの飛行機は大きいよ!しかも、日本語アナウンスもある。フィンランド人らしい男性乗組員も【オチャ、ドーゾ】と、微妙な日本語でサービス。機内では【ALWAYS -三丁目の夕日】など、映画プログラムも充実。思わず、一睡もせず3本くらい見てしもうた。フィンエアーの機内食は、ちょっと【ううむ】な感じ。途中で【おにぎり】などの配給があるかと期待するも、無し。

 飛行時間、約9時間。かくして、飛行機は定刻どおりに成田へ。ううむ、蒸し暑い!ターンテーブルから22㌔のスーツケースを取るのに、若干、難儀。
# by mikisukede | 2006-09-05 22:27

ミキスケの一番長い日(前編)

【せっかく頂いたワインを残しては申し訳ない】という律儀なキモチから、【最後の晩餐】の際は、いや~、久々に相当飲んだね。おかげで、【ヘルシンキ乗換え問題】もすっかり忘れ、爆睡。
 ・・・、ハッと目覚めると、朝の4時。いやーーん、寝坊しなくて良かったぁ!何せ、今日は寮を7時に出発することになっているのである。
 最後の荷物チェック、ゴミ捨てなどを済ませ、7時にナントカ間に合わす。今日は、空港までザビーネが車で送ってくれることになっていたのである。ザビーネは、一番最初の日にも空港に迎えに来てくれた。最初から最後まで、お世話になりっぱなしでござる。
 夏休み中ということもあり、寮生は案外、遅起き。普段、7時にウロウロしている人は非常に少ない。しかし、今日は【お見送り】に出てくれる人たちが!無論、朝に弱いIさんのお姿も。みんなで賛美歌を歌ってくれる。
 さて、空港まで一緒に来てくれるJさん(そういえば、どうして彼女だけ【Jさん】表記だったのか)、ドミニクと一緒にザビーネの車へ。何度も通った見慣れた道が、後ろへ流れてゆく。
 渋滞もなく、余裕をもってミュンヘン空港へ。フィンエアーの窓口、一番乗り!ドキドキのスーツケース計量。20㌔以上は超過料金を徴収されると聞くが・・・。ギャッ、【22㌔】の表示が!だが、【お金ちょーだい】とは言われず、ホッ。今更、【ヘルシンキ乗換え問題】を思い出し、Jさんに【絶対大丈夫だからっ!】と何度も言わせる。
 さていよいよ中へ。セキュリティチェックを通る。・・・ギャッ!【ピロピロピロ】と警告ランプが!わたくし、危険物?出国拒否?まあ、単に【荷物の中からPCを出せ】ということだけであった。
 なんとか無事にセキュリティチェックを通過。ガラス越しにJさんとドミニクに最後のお別れ。
 待合スペース(?)には免税店などがズラリ。しかし、漬物石のように重いリュックを背負って歩き回る気になれず。
 
さて、いざ搭乗。久々の飛行機、どんなもんなのかい。・・・あれっ?狭い!新幹線とかと同じような座席配列&スペース。【飛行機にはいろいろなサイズがある】とは思いも寄らぬわたくし、【フィンエアーは安いからこんなにアレなのか・・・】と早合点。
 予定より遅れること10分ほど。フィンエアー、離陸!見慣れたようなミュンヘンっぽい建物、風景があれよあれよという間に遠ざかってゆく。ああ、さらば、ミュンヘン!しかし、ここで感傷に浸っている場合ではない。【ヘルシンキにて乗り換え】という大ミッションが控えているのである!しかしその割には居眠りしてしまい、その隙に機内食を片付けられてしもうた。無念。
 続く!

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# by mikisukede | 2006-09-05 21:30

最後の晩餐

地味な性格のミキスケさま。帰国前日は、ひっそりIさんやJさんとご飯でも食って、ひっそりと去っていこうと考えていた。しかし、親切なレディ・ターニャが【せっかくだから、最後にパーティーをしてはどうか】と言ってくれた。そうか、まだ礼を言ってない人もたくさんいる。
 というわけで、例によってIさんやJさんの力を借りて、【最後の晩餐・in・ミュンヘン】を開催することに。とりわけ世話になった面々をお呼びし、一緒に夕飯を食べることに。【とりわけ世話になった】人の中には、Lilliやタマシュ、ヨハネスなど既に寮を出てしまった人も多く、無念。しかし、15人ほどに集まってもらう。
 わたくしは、やはりナントカの一つ覚えで【巻き寿司】作戦。集中力を欠き、巻きが甘くなる。
 さて会場となるIさんやJさんの台所兼居間をのぞくと、オオッ、大ご馳走の準備が!チヂミ、和風パスタ、鶏肉の味噌漬けグリルなどなど・・・。他の人たちもいろいろ持ってきてくれて、あっという間に豪勢な食卓完成!と言いつつ、肝心の料理の写真がないあたりが、またわたくしの詰めの甘いところでございます。

 わたくしが飲酒愛好家だということを知ってか知らずか、ワインの持ち込み多し。せっかくなので、日本の伝統芸能【まあまあまあまあ】【オットットット】を伝授。【そういうことはサラリーマンしかしない】というIさんの適切なツッコミがあるも、【Iさんは一世代前のニホンジンなのである】とごまかす。
 途中、【みんなで写真を撮ろう!】ということに。すると、機械に強いマリアがササッと大きくプリントし、裏にみんなで寄せ書きしたものをプレゼントしてくれる。そ、そういう趣向だったのか!ミキスケ、感激。
 30歳になって寮生活をすることになろうとは思わなんだ。ここの寮のメンバーは実に礼儀正しくニコニコとした心温かい学生ばかりであった。50人以上の若者が住んでいて、【ひとりも感じの悪い奴がいない】というのは、どういうことであろう!まあ、わたくしがドイツ語がよく分かってないので、ひょっとして悪口を言われてても気付かなかっただけかも知れぬ。しかしそれを差し引いても余りある、みんなの親切っぷり。ここの寮に住んでいなかったなら、どれだけギャフンなドイツ暮らしであったことか・・・。みんな~、謝々!
 翌朝、こっそりみんなのポストにメッセージ&聖句入り・手作り和風カードを投函してきた。
煮物作り方
# by mikisukede | 2006-09-05 20:31